NLP Training Courses

NLPコーチとしての資格

現時点（2023年5月）では、日本において、NLPコーチに必要な法的な資格はありません。NLPは、心理療法やカウンセリングのような精神保健分野ではなく、コミュニケーションや自己啓発に関する技術として位置付けられているからです。ただし、NLPコーチングに関する知識やスキルをプロとして身につけるために、専門的なトレーニングや認定プログラムを受講することを強くお勧めします。
NLPコーチング／トレーニングを仕事として行う場合には、法律上の資格や認定は必要ありませんが、クライアントからの信頼を得るため、個人事業主や法人としての事業開始や、コーチング団体への加入が望ましいでしょう。

ANLP加入のメリット

The Association for NLP (ANLP)は、イギリスに本拠を置くNLPコーチング団体の一つです。ANLPは、NLPを専門とする人々の教育、サポート、そして提供するサービスの質の向上を目指しています。ANLPに加入することで、以下のようなメリットがあります。

認定の取得：

ANLPに加入することで、プロのNLPとしての認定を取得できます。認定の取得には一定の要件を満たすことが必要なため、専門性の高いNLPコーチとしての信頼性を高めることに繋がります。

プロ同士のネットワーク：

ANLPには、世界中のプロとしてNLPに携わる人々が加入しています。そのため、ANLPのメンバーになることで新たなネットワークを築くことができます。また、ANLPのコミュニティに参加することで、業界の最新情報やトレンドを知ることができます。

教育プログラム：

ANLPは、NLPに関する教育プログラムを提供しており、会員は割引価格で受講することができます。ANLPの教育プログラムは、業界の標準レベルに基づいて作られているため、質の高いトレーニングとなっています。

認知度の向上：

ANLPは、NLPの普及に努めており、広く認知されるように活動しています。ANLPに加入することで、自身の業界内での認知度を高めることができます。

プロとしてのNLPを目指すのなら、ANLPに加入し、専門的なトレーニングや認定プログラムを受講し学び続けることが成功への早道です。

NLPのプロとして知っておくこと

前述した通り、日本においては、NLPのプロとして仕事をするにあたり、法的な規制はありません。法律に違反するような行為を行わなければ、法的な問題は発生しません。

仕事としてNLPを使ったコーチングやトレーニングを始める場合、様々なビジネススキルはもちろん必要ですが、NLPコーチとして特に知っておいていただきたいことは守秘義務についてです。

NLPコーチ／トレーナーは、クライアントの様々な人生での悩みを共有することになります。中には聞いているだけで辛い悩みもあります。しかしNLPのプロとして、クライアントの経験に共感はしても、感情的に巻き込まれてしまっては、クライアントが求める結果を出すことは難しくなります。そして、NLPコーチ／トレーナーであるからこそ知り得る情報には、守秘義務があります。クライアントの同意がない限り、クライアントの話は個人情報であるため、家族や仲の良い友人を含めて、誰にも話すことはできません。

NLPの認定プログラムには、ビジネススキルの他に、NLPコーチとしてクライアントにどう対応していくかという内容も含まれています。NLPのプロを目指すなら、できるだけ多くの知識とスキルを身に付けてから始めるのが安心です。

ビジネスにはリスクがつきものです。NLPのプロとして仕事をする場合、ビジネスに関わるリスクをカバーする企業保険に関して、日本では法律で義務付けられたものはありません。しかし、賠償責任保険や、事業継続保険など、必要に応じて保険に加入することをお勧めします。